三羽 えーさて、美羽さん、前回のお話の続きですが、まだ少し実態が見えておりません。
はい。美羽
そおね、
彼女とは一度だけ寝たわよ。
特別に美人って訳ではないけど、肌は生クリームに少しソバカスをふりかけた様な綺麗な肌で、まつ毛やうぶ毛も金髪なの。
少し目は離れてて映画のね、アバターってご存知? そんな感じの顔ねあの子。
わたしは好きよ。
だいたい爬虫類系の顔ってなんだかきつく感じるけどそう見えるだけなのよきっと。
しかも張りのある乳房にくびれたウエスト、身長はわたしと同じくらいか、それよか少し高いくらい。
その日は柔らかいウール生地のキャメル色のスカートに目の荒い白の毛糸の薄手のセーターを着ていたわ。
骨格はしっかりしてるのね、それを隠すためかしら、袖も丈も長くてゆったり着こなしてるのよ。
お尻の肉は上等よ、あれなんて表現するのかしら、例えるなら崩れないプリンね。
彼女が先に酔っ払って、わたしを離さなかったの。夕日も沈んでしばらくの時間、ずっと二人で抱き合って、ゆっくり口づけをしたわ。
舌先を硬くして、舌の側面を撫でる様にキスをして、右手で肩を優しく抱いて左手で滑らす様に乳首を愛撫したの。
彼女の瞳孔が開いていて充血して少し赤くなっていたわ。
お互いにね、1時間近くは晒し合ったの。
もう乳首だけで意識が飛んじゃうくらいきもち良いの。
彼女ねとても器用に両手と膝を使ってわたしの性感帯を探し当てるの。
力強く血管が膨張した肉棒を彼女のヴァギナへ滑り込ませたわ。
あそこは高級な蜜で滴ってるの。
彼女の方から、お願い、きて。って言うもんだから今にも射精しそうなペニスをゆっくり奥へと向かわせたの。
そしたらね、
ね、聞いてる?
あ、はい、すみません、聞いてます。三羽
ヨーロッパ人で初めてよ、数の子天井って言うの?
カズノコですか。三羽
そう。小さなゼリーを散りばめたみたいな肉のひだが絡みつくの。
彼女ったら前戯で何度もオルガズムの寸止めをされたもんだから、奥まで付いた瞬間その日一番いやらしい声とだらしのない表情をして直ぐにイッたわ。
スイスはね、蚊がいないの。
だから暑い日は窓も開けてあるから、彼女は必死に声を押し殺そうとして唇に力を入れてたわ。
エクスタシィを感じる度にその唇が開いて淫乱で独特な形になるの。
あの唇の形でよがる瞬間に、ああ、今、異国の土地でセックスをしてる。って実感するわ。
あのやらしい唇を噛みきってやりたい程興奮したわ。
その夜バーズルの街は大火事があってね、リサイクル工場が燃えてたわ。
ライン河を挟んで向こう側、出火はお隣フランスね。
昼間にそれを見たせいかしら、異常な興奮は一度や二度の射精では眠れなかったわ。
はい、美羽さん、ありがとうございました。三羽
えー、しかしながら話の続きに移りたいのですがまだもう少し個人的に深掘りして性行為の話の続きをお聞きしたいところです。すみません。
美羽さん、それではとりあえず性行為の話は置いてまた次回、日本の土地の価値活用についてお話し頂きたいと思います。
本日もどうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。美羽